気になる酵素。無理なくカラダに取り入れるには？

今話題の酵素ダイエットですが、「酵素を摂ると痩せる！」と思っている方もきっと多いはず。

ですが、酵素は単に摂取すれば痩せるというものではなく、

あくまで「新陳代謝のサポート」をしてくれるものです。

酵素について、きちんと正しい情報を取り入れて、スッキリと健康的な毎日を過ごしましょう。

酵素には、「消化酵素」、「代謝酵素」そして「食物酵素」の3つに分類できます。

「消化酵素」とは、消化を助け、消化器内で分泌される酵素です。

「代謝酵素」とは、消化吸収された栄養を元にして、全身機能を安定させる働きがあります。

そして「食物酵素」とは、食品に含まれる酵素で、体内酵素の働きをサポートします。

食べ物を栄養素に分解する消化、骨や細胞などを作る新陳代謝など、これらは酵素の力です。

この酵素の働きが弱まってくると、身体の免疫力の低下や肥満などの様々な体調不良につながってしまいます。

体調管理の面でも、酵素の働きというのはとても重要なものです。

そもそも痩せるということは、「摂取カロリー」より「消費カロリー」が多い状態のことです。

そして、消費カロリーを増やすためには、代謝を上げることが大切です。

なので、酵素だけを摂取していれば、簡単に痩せられるというわけでは決してありません。

ダイエットの観点からみると、新陳代謝を促す「代謝酵素」を増やすのが1つのポイントです。

「代謝酵素」は、体内で作るのが難しいものなので、

「食物酵素」を補ってあげることで、体内にある酵素の量を増やし、代謝を上げるサポートをしてくれます。

酵素を多く含む代表的な食品である「味噌、納豆、ヨーグルトやチーズなどの発酵食品」はオススメですが、それだけでは必要な酵素とは言えないです。

酵素を上手にダイエットに活用したいと思っているのでしたら、その酵素に消化を助ける働きがあるかどうかに注目してみるといいでしょう。

消化を助ける働きのある代表的な食べ物には、「野菜」「果物」「発酵食品」などがあります。

例えば大根に含まれる「ジアスターゼ」、パイナップルに含まれる「プロテアーゼ」、納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」は消化のサポートをする大切な酵素なので、日々の食事にも積極的に取り入れたい食品だと言えます。

また、酵素は熱に弱いという特徴があるため、野菜などを炒めたり高温で調理をしてしまうと、その働きが失われる恐れがあります。

酵素が壊れてしまう温度は一般的に70℃程度以上と言われているので、食品から酵素を取り入れるには、温度にも気をつけましょう。