頭皮が乾燥する…その原因と対策は？

頭が痒かったり、フケが気になったりと乾燥による頭皮のトラブルに悩まされる人も多いはず。

そこで今回は、頭皮が乾燥する原因と健やかな頭皮環境を手に入れるための方法をご紹介します。

頭皮乾燥をそのままにしておくと、抜け毛や薄毛などのトラブルにも影響してくるので、早めのケアをしっかりしていきましょう。

女性であれば、多くの人がスキンケアは丁寧にするのに、意外とヘアケアは何もしていない人も多いかと思います。

頭皮も皮膚の一部ですので当然、乾燥するし、乾燥した頭皮では健やかな毛髪が育ちにくかったり、細くてコシのない髪や抜けやすい髪の状態になってしまいます。

乾燥よってフケや痒みなどがでてくる人も多いので、まず自身の頭皮環境が悪化している原因をチェックしていきましょう。

ヘアケアの基本は毎日の洗髪です。洗い方を意識するだけでなく、ちゃんとシャンプーやトリートメントをすすげているかを確認することも大切です。

フケやかゆみが気になってしまうから…といって1日に２、３回シャンプーしてしまうと、頭皮の保湿の為の必要な皮脂まで失われるリスクがあるので余計に頭皮の乾燥を引き起こし、悪循環に陥ってしまうといったことにならないように気をつけましょう。

熱いシャワーが好きな人も多いかと思いますが、温度が高すぎると必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮が乾燥する原因になります。

できるだけ40度までの温度で洗うように意識してみましょう。

洗髪後、頭皮が濡れた状態で放置していると、雑菌が繁殖しやすい頭皮環境に。

雑菌が繁殖してしまうと、頭皮の乾燥の原因の1つとなる頭皮のターンオーバーが正常に行われなくなります。

理想は、ヘアドライヤーを頭から20cmほど離し、適度な距離を保って乾かしましょう。近頃では温度を低温に設定できる製品も出てきました。同じ場所に長い間ドライヤーの熱を当てないように気をつけて、髪の根元からしっかりと乾かすように心がけましょう。

栄養の偏った食生活や睡眠不足といった生活習慣の乱れは、血行不良や新陳代謝の低下などカラダに悪影響だということは分かっている人も多いのではないでしょうか。

頭皮は、食事で摂取した栄養が血液中から運ばれることで健やかな状態を保てるため、食生活が乱れてしまうとで頭皮の乾燥を招くことにつながってしまいます。

食生活だけでなく、日頃からストレスを溜め込まない。睡眠の質を高める為に自分に合った寝具などを用意するなど、生活習慣を改善することも大切なことです。

頭皮が乾燥している時は、頭皮への刺激はできるだけ抑えたいものです。低刺激のシャンプーなど頭皮に刺激の弱いものを選んであげて、敏感になっている頭皮をやさしくマッサージするように丁寧に洗いましょう。

一般的にアミノ酸系シャンプーは低刺激で頭皮への負担が少ないといわれているので、シャンプー選びの際にチェックしてみてください。

頭皮マッサージは、頭皮の血行促進や皮脂の分泌を高めるのに効果的です。

頭皮に潤いを与えるような育毛剤や頭皮用のローションなどと組み合わせて行うと、より効果が期待できます。

頭皮用のケアアイテムを合わせて使用する場合は、髪の根元にケアアイテムを塗布して指の腹でしっかりなじませ、爪は立てないで指の腹を使って頭皮全体を動かすようにやさしくマッサージしてあげます。

髪の成長に良いとされる食材を意識して摂取するようにしてみましょう。例えば、髪の基本成分であるケラチンのもとになる、上質なアミノ酸を含むタンパク質です。

頭皮のターンオーバーを促す

ビタミンA・・・牛乳などの乳製品、卵、鶏レバーなど。

カロテン・・・人参、ほうれん草などの緑黄色野菜。

β－クリプトキサンチン・・・みかん、グレープフルーツなどの果物類。

頭皮の血行促進を促す

ビタミンE・・・アーモンドやナッツなどの豆類、アボカドなど。

ビタミンP・・・杏、さくらんぼ、蕎麦など

ビタミンC・・・赤黄ピーマン、パセリ、芋類、果物類など。

毎日のヘアケアや食生活を見直していけば、頭皮の乾燥トラブルも改善されていきますので、フケや髪のパサつきが気になってきた時は、正しい知識を身につけて頭皮ケアをすることが大切です。